入学祝いの手紙や礼状の構成

携帯(けいたい)電話(でんわ)や電子(でんし)メールが広く(ひろく)普及(ふきゅう)し便利(べんり)になったのは良い(よい)けれど、その分(そのぶん)、手紙(てがみ)を書く(かく)機会(きかい)が減って(へって)手紙(てがみ)を書く(かく)のが面倒(めんどう)になったり、今まで(いままで)以上(いじょう)に苦手(にがて)になったという人(ひと)がたくさんいるのではないでしょうか。あるいは、手紙(てがみ)を書い(かい)てみようという気持ち(きもち)はあるけれど、正式(せいしき)な書き方(かきかた)がわからないから書か(かか)ないとか、書い(かい)ていても途中(とちゅう)で投げ出し(なげだし)たくなったりしていませんか。しかし入学祝い(にゅうがくいわい)を頂い(いただい)た以上(いじょう)は、やはりきちんと礼状(れいじょう)を書き(かき)、マナーを守る(まもる)のが大人(おとな)としての常識(じょうしき)です。今後(こんご)も入学祝い(にゅうがくいわい)を頂く(いただく)機会(きかい)は多々(たた)あると思い(とおもい)ますし、逆(ぎゃく)に入学祝い(にゅうがくいわい)を贈る(おくる)機会(きかい)も多々(たた)出(で)てくると思い(とおもい)ます。その際(そのさい)に入学祝い(にゅうがくいわい)の礼状(れいじょう)やお祝い(おいわい)の手紙(てがみ)を書く(かく)ことで困っ(こまっ)たりしないように基本的(きほんてき)な手紙(てがみ)の構成(こうせい)について学ん(まなん)でおきましょう。そして基本(きほん)構成(こうせい)をマスターした上(うえ)で、その後(そのご)は自分(じぶん)なりの語句(ごく)や文(ぶん)を付加(ふか)していきましょう。手紙(てがみ)の構成(こうせい)1.前文(ぜんぶん)●頭語(とうご)書き始め(かきはじめ)の言葉(ことば)です。「拝啓(はいけい)」「謹啓(きんけい)」などを使い(つかい)ます。「前略(ぜんりゃく)」は前文(ぜんぶん)を省略(しょうりゃく)する時(とき)に使う(つかう)ものなので、目上(めうえ)の人(ひと)には使わ(つかわ)ないように注意(ちゅうい)しましょう。●時候(じこう)の挨拶(あいさつ)季節感(きせつかん)を表す(あらわす)言葉(ことば)を書き(かき)ますが、自分(じぶん)の言葉(ことば)で表現(ひょうげん)するようにしましょう。頭語(とうご)の下(した)に一字(いちじ)空け(あけ)て書き(かき)ます。(行(おこない)は変え(かえ)ません)●安否(あんぴ)の挨拶(あいさつ)相手(あいて)の安否(あんぴ)を尋ね(たずね)ます。入学祝い(にゅうがくいわい)などのお礼(おれい)やご無沙汰(ごぶさた)していることに対(たい)するお詫び(おわび)なども述べ(のべ)ます。2.注文(ちゅうもん)●起(おこし)語(ご)「さて」「ところで」など前文(ぜんぶん)と本文(ほんぶん)とのつながりが自然(しぜん)になる言葉(ことば)を書き(かき)ます。改行(かいぎょう)して一字下げ(いちじさげ)てから書き(かき)ます。●本文(ほんぶん)手紙(てがみ)の骨格(こっかく)部(ぶ)です。用件(ようけん)やお礼(おれい)の気持ち(きもち)をしっかりと伝え(つたえ)ましょう。3.末文(まつぶん)●結び(むすび)の挨拶(あいさつ)「取り(とり)いそぎ」「ご報告(ごほうこく)まで」など本文(ほんぶん)を締めくくる(しめくくる)言葉(ことば)を書き(かき)ます。改行(かいぎょう)して一字下げ(いちじさげ)てから書き(かき)ます。●結語(けつご)止め(とめ)の言葉(ことば)で頭語(とうご)と対応(たいおう)する言葉(ことば)を書き(かき)ます。行末(ぎょうまつ)よる一字(いちじ)上げ(あげ)て入れ(いれ)ます。4.後付け(あとつけ)●日付(ひづけ)月日(つきひ)を書き(かき)ます。改行(かいぎょう)してから本文(ほんぶん)よる2〜3字(じ)下げ(さげ)て書き(かき)ます。●差出人(さしだしにん)名(めい)フルネームで書き(かき)ます。代筆(だいひつ)の場合(ばあい)は、本人(ほんにん)の氏名(しめい)を書き(かき)、その左(ひだり)に小さめ(ちいさめ)に「代(だい) ○○」と書き(かき)、妻(つま)が夫(おっと)の代筆(だいひつ)をする場合(ばあい)は「内(ない) ○○」と名前(なまえ)だけ書き(かき)ます。改行(かいぎょう)してから書き(かき)ます。●宛名(あてな)一般的(いっぱんてき)には相手(あいて)の名前(なまえ)+様(さま)で書き(かき)ます。改行(かいぎょう)してから書き(かき)ます。5.副文(ふくぶん)副文(ふくぶん)を入れる(いれる)場合(ばあい)は「追伸(ついしん)」「二伸(にしん)」などの言葉(ことば)の後(あと)に、2〜3行(ぎょう)でまとめて書き(かき)ます。改行(かいぎょう)して本文(ほんぶん)よる2〜3字(じ)下げ(さげ)てから書き(かき)ます。

入学祝い

携帯電話や電子メールが広く普及し便利になったのは良いけれど、その分、手紙を書く機会が減って手紙を書くのが面倒になったり、今まで以上に苦手になったという人がたくさんいるのではないでしょうか。

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