入学祝いの熨斗袋

入学祝い(にゅうがくいわい)でお祝い金(おいわいきん)を包む(つつむ)時(とき)は、熨斗袋(のしぶくろ)を使う(つかう)のが基本(きほん)です。のしの正式(せいしき)名称(めいしょう)は「のしあわび」といいます。あわびは古来(こらい)から、とても美味しく(おいしく)て食用(しょくよう)として使用(しよう)されていました。乾燥(かんそう)すれば保存食(ほぞんしょく)となり、とても貴重(きちょう)だったので食料(しょくりょう)の贈り物(おくりもの)として利用(りよう)されるようになり、貴重品(きちょうひん)であるがために高級(こうきゅう)贈答品(ぞうとうひん)となりました。あわびを保存食(ほぞんしょく)にする時(とき)の「伸す(のばす)」作業(さぎょう)から今の(いまの)「のし」という言葉(ことば)が生まれ(うまれ)たといわれています。そしてそれが形式化(けいしきか)して贈り物(おくりもの)の「印(しるし)」となり、その後(そのご)「飾り(かざり)」と変化(へんか)していき、熨斗(のし)を添える(そえる)習慣(しゅうかん)が根付い(ねづい)たそうです。お金(おかね)を贈る(おくる)時(とき)には和紙(わし)に水引(みずひき)、熨斗(のし)をつけた特別(とくべつ)の封筒(ふうとう)(袋(ふくろ))を使い(つかい)ます。それは熨斗袋(のしぶくろ)(金(きん)封(ふう))と呼ばれ(よばれ)ています。お金(おかね)は熨斗袋(のしぶくろ)に入れ(いれ)、表書き(おもてがき)さえすれば終わり(おわり)といった簡単(かんたん)な作業(さぎょう)ですが、きちんとした包み方(つつみかた)があります。基本的(きほんてき)なことをマスターすれば、とても簡単(かんたん)な作業(さぎょう)ですし、日本(にっぽん)社会(しゃかい)でのお付き合い(おつきあい)の場(ば)で恥ずかしい(はずかしい)思い(おもい)をすることもないです。役(やく)にたつことなので、しっかりと基本(きほん)を学ん(まなん)でおくようにしましょう。のし袋(のしぶくろ)の準備(じゅんび)の仕方(しかた)1.外(そと)包(づつみ)の折り方(おりかた)中(なか)包み(づつみ)を線(せん)の中央(ちゅうおう)に置き(おき)、まず左(ひだり)を折り(おり)、次に(つぎに)右(みぎ)を折り(おり)、下側(したがわ)を上側(うえがわ)にかぶせます。2.表書き(おもてがき)毛筆(もうひつ)や筆ペン(ふでぺん)を使い(つかい)、「入学(にゅうがく)御祝(おいわい)」などと書き(かき)ます。3.中袋(なかぶくろ)の書き方(かきかた)中袋(なかぶくろ)がついている場合(ばあい)とそうでない場合(ばあい)があります。ついている場合(ばあい)は、中袋(なかぶくろ)に金額(きんがく)、住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)を書き(かき)ます。4.水引(みずひき)蝶結び(ちょうむすび)を使い(つかい)ます。紅白(こうはく)や金銀(きんぎん)の蝶結び(ちょうむすび)は、何度(なんど)も繰り返し(くりかえし)てよい一般的(いっぱんてき)なお祝い事(おいわいごと)やお礼(おれい)に使い(つかい)ます。結び(むすび)きりもありますが、これは二度(にど)と繰り返し(くりかえし)てはいけない結婚(けっこん)や弔事(ちょうじ)、全快(ぜんかい)祝い(いわい)などに使う(つかう)ので、間違い(まちがい)のないようにしましょう。少し(すこし)面倒(めんどう)なような気も(きも)しますが、基本(きほん)さえおさえておけば何にも(なんにも)考える(かんがえる)必要(ひつよう)はありません。しかし一つ一つ(ひとつひとつ)の作業(さぎょう)に相手(あいて)への思いやり(おもいやり)をこめながら丁寧(ていねい)に入学祝い(にゅうがくいわい)の用意(ようい)をしましょうね。小悪魔アゲハという雑誌に登場するモデルさんですが、さすがです!モデルもキラキラ!

入学祝い

入学祝いでお祝い金を包む時は、熨斗袋を使うのが基本です。

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