入学祝いの礼状

携帯(けいたい)電話(でんわ)や電子(でんし)メールが大変(たいへん)便利(べんり)になった世の中(よのなか)とはいえ、入学祝い(にゅうがくいわい)の礼状(れいじょう)などあらたまったお礼(おれい)やご挨拶(ごあいさつ)は、きちんと手紙(てがみ)を書く(かく)ようにしましょう。ハガキはあくまでも略式(りゃくしき)です。なので目上(めうえ)の人(ひと)への入学祝い(にゅうがくいわい)の礼状(れいじょう)は、手紙(てがみ)にするのがマナーです。しかし目上(めうえ)の人(ひと)だけでなく、できれば入学祝い(にゅうがくいわい)を頂い(いただい)た方(ほう)全員(ぜんいん)に、手紙(てがみ)でお礼(おれい)を伝える(つたえる)ようにしたいものです。せっかく心温まる(こころあたたまる)ステキな贈り物(おくりもの)を贈っ(おくっ)てくださったのですから。お金(おかね)にしろ品物(しなもの)にしろ、それらを用意(ようい)するということは時間的(じかんてき)にも経済的(けいざいてき)にも大(だい)変なこと(へんなこと)です。ぜひ1人(にん)1人(にん)丁寧(ていねい)に、手紙(てがみ)でお礼(おれい)を伝え(つたえ)て下さい(ください)。手紙(てがみ)を出し(だし)て悪い(わるい)ということは一切(いっさい)ありませんから。入学祝い(にゅうがくいわい)の礼状(れいじょう)を書く(かく)時(とき)にいくつか気(き)をつけたいポイントがあります。まず、贈り物(おくりもの)を頂い(いただい)たら、極力(きょくりょく)早く(はやく)礼状(れいじょう)を出す(だす)ようにしましょう。最初(さいしょ)の時候(じこう)の挨拶(あいさつ)は自分(じぶん)の言葉(ことば)で表現(ひょうげん)するようにしましょう。特に(とくに)目上(めうえ)の人(ひと)に対(たい)しては。前略(ぜんりゃく)では失礼(しつれい)にあたります。そして手紙(てがみ)には色々(いろいろ)書き(かき)たいこともあるでしょうが、お礼(おれい)の気持ち(きもち)を最初(さいしょ)にきちんと述べ(のべ)ておきましょう。また入学祝い(にゅうがくいわい)をもらった本人(ほんにん)が喜ん(よろこん)でいたという様子(ようす)も伝え(つたえ)ましょう。子供(こども)をほめまくったり、親ばか(おやばか)ぶりを出しすぎ(だしすぎ)ないようにしましょう。最後(さいご)に名前(なまえ)は親(おや)だけでなく、子供(こども)の名前(なまえ)も忘れない(わすれない)ようにしましょう。封筒(ふうとう)に手紙(てがみ)を入れて(いれて)、封(ふう)を閉じ(とじ)たら、合わせ目(あわせめ)に「〆」と書い(かい)ておきましょう。よく忘れ(わすれ)られがちですが、投函(とうかん)日(び)も封筒(ふうとう)に書い(かい)ておいたほうがよいでしょう。裏面(うらめん)の差出人(さしだしにん)住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)の左上(ひだりうえ)あたり記入(きにゅう)しておくとよいです。入学祝(にゅうがくいわい)の礼状(れいじょう)というと、つい苦手(にがて)といって逃げ腰(にげごし)になりがちですが、あまりかしこまって力(ちから)を入れすぎる(いれすぎる)必要(ひつよう)はありません。基本的(きほんてき)なマナーさえ守れ(まもれ)ば、あとは素直(すなお)に自分(じぶん)の気持ち(きもち)を文章(ぶんしょう)にすればよいだけです。長く(ながく)書く(かく)必要(ひつよう)はありません。ポイントさえ押さ(おさ)ておけば、短く(みじかく)ても構わ(かまわ)ないのです。ただ、お礼(おれい)と感謝(かんしゃ)の気持ち(きもち)だけは、くれぐれも忘れない(わすれない)ようにして、オリジナルのステキな入学祝い(にゅうがくいわい)の礼状(れいじょう)を書い(かい)て下さい(ください)ね。心(こころ)をこめて書け(かけ)ば、意識(いしき)せずとも自然(しぜん)ときちんとしたお礼状(おれいじょう)になりますよ。

入学祝い

携帯電話や電子メールが大変便利になった世の中とはいえ、入学祝いの礼状などあらたまったお礼やご挨拶は、きちんと手紙を書くようにしましょう。

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